つれづれ日記

寝返りには様々な役割があり、この寝返りをスムーズに行う寝具を選ぶことが、快眠に繋がっていきます。

寝返りは、寝具の固さや質と深いつながりがあるため、身体にストレスを与えることなく、スムーズに寝返りできる寝具でなければ、良い睡眠はできません。

寝具が柔らかすぎて身体が沈み込む状態だと、最も重みのある胸部や臀部だけが沈み込むため寝返りがしづらくなり、その結果、むりして寝返りをするため、余分なエネルギーを消費して身体に負担がかかり、寝返りの回数が減ってしまいます。

逆に固すぎる場合には、身体全体が程よく地面に触れないため、肩や腰などの限られた箇所にのみ圧力がかかって同じ姿勢を保つことが出来ず、寝返りの回数が多くなります。

柔らかすぎる、固すぎると体圧が分散されないために、血行不良が起こったり、寝返りが不規則に行われるため、疲れが取れず、腰痛を引き起こしたりします。

また、高すぎる枕は、気道が狭まって無呼吸症やいびき、肩こり、頭痛の原因となったりもします。

寝返りをスムーズに行うためには、適正な寝姿勢、すなわち、自然体で直立した時と同じ状態で、背骨はゆるやかなＳ字のカーブを描くような姿勢を意識して保つ必要があります。

寝具内の温度も、適正な寝姿勢や寝返りに関係します。暑くいと寝返りが増えてしまいます。このため、敷ふとんと掛ふとんの両方について、適切なものを選ぶ必要があります。

また、睡眠時には汗を大量にかくため、保温性、吸湿性、透湿性、放湿性を意識して、ふとんを選ぶことが大事になってきます。

敷布団の選びのポイント