つれづれ日記

茅葺屋根に太くてがっしりした大黒柱と梁、高い天井と襖で仕切られた広い部屋が作り上げる独特の落ち着いた雰囲気などなど、日本の伝統的な工法によって建てられた古民家には独特の美しさがあります。

そんな古民家も、住む人がいなくなって次々に解体、廃棄されておりますが、その一方で、古民家を再生利用しようとする活動が広がっております。

最近では、若い世代が古民家に移り住み、住居としてだけでなく、しゃれた雰囲気のある工房やカフェとして利用している例もあります。

古民家の再生にあたっては、次の3つの方法があります。

■古民家を現地で再生する

古民家が建っている場所で再生するもので、建物の傷み具合や間取りによって、工事の中身が変わってきます。

構造や柱、基礎がしっかりしているなら、部分解体して補修するだけですむので、費用は安くなるケースもあります。

■解体して別の場所に移築して再生する。

古民家をまず解体して、別の場所に建物の構造体のほとんど使って立て直すというものです。

これには、解体、運搬、基礎工事費用に加え、建築確認申請の手続きも必要となります。

■新築の一部に古材を利用して部分再生する。

部屋単位で新築建物に組み入れたり、柱や梁を新築の部材として活用したりして再生します。

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