つれづれ日記

父親が他界すると、残された母親や子どもたちには遺産を受け取る権利が与えられています。誰がどの程度の遺産を受け取れるかに関しては、母親が1/2、残りを子供達で均等に配分するよう法律によって定められております。

ただし、父親に対する介護の貢献度によって「寄与分」が与えられる場合があります。この寄与分は、介護に貢献したことによって遺産が減らずに済んだ場合に付与されるもので、法律で定められた相続分よりも多くの遺産を受け取ることができます。

寄与分を受け取るためには、介護の記録や証拠が必要となりますが、介護に貢献した事実が存在する場合には、申し立てることも可能です。

このように、相続を巡る話し合いを「遺産分割協議」と言いますが、これを身内や親族だけて行うと、深刻なトラブルに発展したり、話し合いが長引いたりする可能性があります。

このような場合は、弁護士や、専門的な知識を持つ第三者の協力を得て解決を図ることをお勧めします。

父親の相続を巡る遺産分割協議では、まず、配偶者である母親に相続権が与えられます。

しかし、母親も高齢者で要介護人というケースが多く、場合によっては認知症を患っている場合があります。

このような場合でも、母親に与えられる相続権は、法律によって定められているため状況によって権利が移ることはありません。

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