つれづれ日記

日本では成人の3人に1人、高齢者の3人に2人が高血圧と診断されています。

高血圧は脳卒中や心臓病に繋がりやすくなるため、高血圧の予防と治療は、今や国民的な課題とも言えます。

血圧と密接な関係があるのが食塩です。食塩を過剰摂取すると、血液中のナトリウムの濃度が高くなります。

ナトリウム濃度が高くなると中枢神経に働いてのどの渇きを覚えるため水分を摂ります。水分を摂ると、血管に流れる血液量が増え、その結果、血圧が高くなります。

すなわち、食塩の過剰摂取は、体内のナトリウムと水分の量を調整するために「血液量」が増えて高血圧になるのです。

そして、高血圧の状態が続くと、血管は常時張りつめた状態におかれるため、次第に「厚く」「硬く」なって行きます。

これが、高血圧による「動脈硬化」で、脳梗塞や心筋梗塞などの原因となります。

また、高血圧状態が続くと、それだけ心臓に無理な負担をかけることになり、心臓肥大によって心不全になることもあります。

高血圧を予防するためには、「減塩」「体重管理」が有効で、とりわけ、毎日の食事の食塩の摂取を制限することが重要なのです。

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